芍薬甘草湯の効能効果と副作用
効能効果
急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛、筋肉・関節痛、胃痛、腹痛
「足がつる」という方によく処方されます。
漢方には珍しく、比較的早く効果があらわれます。
副作用
注意が必要なのは、偽アルドステロン症という副作用です。
血中のカリウム値が下がる事で血圧が上昇することがあります。
配合されている甘草という生薬によって引き起こされます。
服用を中止すれば、2~3日でおさまる副作用です。
併用注意
(1)カンゾウ含有製剤
(2)グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
(3)ループ系利尿剤
フロセミド
エタクリン酸
(4)チアジド系利尿剤
トリクロルメチアジド
甘草が偽アルドステロン症の原因になっていることから、甘草を含む漢方薬の併用には注意が必要です。
長期に服用したい場合は、病院で処方してもらい、医師に診てもらいながら服用しましょう。
※ここに記載されていることがすべてではありません。使用に際しては担当の医師、薬剤師に相談してください。